【2022年度版】就活の変化〜早期化、長期化、オンライン化〜

【2022年度版】就活の変化〜早期化、長期化、オンライン化〜

若者を気軽に知るメディア「ワカシル」は若者の環境・思考・行動が分かる記事を月2本投稿しています。
今回が8記事目となり、「就活の早期化」というテーマでお送りします!

はじめに


就活が年々早期化しているというのは、なんとなく耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
23年卒の就活の傾向としては、早期化・長期化・オンライン化していると見られます。
データによって就活の傾向をつかみ、採用広報などに活かしていきましょう。

就活の早期化


就職みらい研究所の就職白書2022では、就活が2年連続早期化したことが挙げられています。

就職活動を終了した学生に就職活動の開始時期を聞いたところ、「卒業年次前年9月まで」が44.0%で、2021年の44.6%と同水準、2020年卒の30.3%からは10ポイント以上の増加だった。

就職みらい研究所 『就職白書2022』
https://shushokumirai.recruit.co.jp//wp-content/uploads/2022/02/hakusho20220221.pdf


また、学生側の見解としては、コロナで就職活動が厳しくなると感じており、2年連続早期化の傾向に繋がっていると思われます。

自分たちの就職戦線が 1 学年上の先輩たち(2022 年卒者)と比べてどのようになると見ているのか、その見通しを尋ねた。「非常に厳しくなる」8.1%、「やや厳しくなる」48.4%で、厳しくなると見ている者の合計は 56.5%。前年同期調査では 9 割を超えていたが(計 94.3%)、大幅に減少し、代わりに「やや楽になる」が大きく増えた(4.9%→42.7%)。

株式会社ディスコ 1 月 1 日時点の就職意識調査
https://www.hrpro.co.jp/trend_news.php?news_no=1842

就活の長期化


就活白書2022では就活は長期化しているという調査が出ています。

2022年卒では、入社予定企業の内定取得時期は活動開始時期にかかわらず卒業年次の6月が最多となっており、就職活動期間もオンライン化の進んだ2021年卒から長期化し、コロナ禍前の2020年卒に比べ約1カ月長くなっています。

就職みらい研究所 『就職白書2022』
https://shushokumirai.recruit.co.jp//wp-content/uploads/2022/02/hakusho20220221.pdf

就活のオンライン化


2022年卒では8割程度の企業がオンライン化しています。
オンライン化に伴い、就活は効率的に出会い、多くの内定を出して多くの内定辞退が発生するという流れになっています。

2022年卒では面接(Web)を実施した学生の割合・社数共に、面接(対面)を上回り、企業の約8割が面接(Web)を実施しました。オンライン化によって、今まで企業等が用意した場に集まるという形式からいつでもどこでも情報にアクセスできるようになり、移動時間や費用も減少され、双方の出合いは効率化されました。一方で、選考辞退、内定辞退人数は増加。

就職みらい研究所 『就職白書2022』
https://shushokumirai.recruit.co.jp//wp-content/uploads/2022/02/hakusho20220221.pdf

自社の魅力の伝え方にはどの企業も苦戦している様子が見られます。
採用広報は変革期にあると言えるでしょう。

学生がTwitter就活をしている事も踏まえて、オウンドメディアやSNSでの採用広報が必要不可欠になってくると思われます。

Twitter就活に関してもっと知りたい方はこちらもどうぞ!

https://note.com/wakashiru/n/n1c25ffc37bf9

https://note.com/embed/notes/n1c25ffc37bf9

若者の環境・思考・行動


22年卒、23年卒で就活をしている若者の環境・思考・行動を下記のようにまとめてみました。

◆環境


企業も学生もオンラインでの就活に変化。WEB面接やTwitter就活などがコロナ禍で急速に普及。採用難易度の上昇が予想されるため、学生の動き出しは早期化。

◆思考


情報収集がしづらく、企業の風土や具体的な仕事内容などが知りづらい。

◆行動


オウンドメディアやSNSでの普段からの情報発信やTwitterの口コミから企業の情報を取得する。

おわりに


就活の状況は毎年変化しています。
昨年の状況とは大きく変化している部分もあるため、古い情報で計画や戦略を立てないようにすることが重要です。

ワカシルでは、引き続き若者の環境、思考、行動を分析していきます。
次回もお楽しみに!
記事が面白かったという方は、フォローといいねをしていただけたら嬉しいです!
ではまた!

編集長
たっつん

◆運営会社
りべる株式会社
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