大学2年生(24卒)以下と3年生(23卒)以上の大学生活の壁 Z世代の中でも価値観が異なる要因とは

大学2年生(24卒)以下と3年生(23卒)以上の大学生活の壁 Z世代の中でも価値観が異なる要因とは

若者を気軽に知るメディア、「ワカシル」の7記事目となります。
今回は「大学2年生(24卒)以下と3年生(23卒)以上の大学生活の壁」というテーマでお送りします!
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はじめに

若者の括り方として「Z世代」という括り語られる事があります。
実は同じZ世代でも23卒と24卒の大学生には価値観の壁があることをご存知でしょうか?
今回は大学生1,2年生にあたる24卒以下の価値観についてご紹介したいと思います。
2022年3月現在の大学1,2年生はコロナ禍の大学生活しか経験しておらず、大学3年生以上はコロナ前の大学生活を一年間経験しているという違いがあります。
大学1年生の頃はサークルの先輩などから、大学生活の過ごし方などを多く知り大学生活に馴染んでいく時期です。
その時期に先輩と接触する機会が少なかった24卒以下の大学生はどのような環境・思考・行動になっているのかをご紹介していきます。

コロナ禍における大学生活の変化

まずは卒業年度に関係なく、コロナによってもたらされた大学生活の変化についてご紹介します。

1.オンライン授業が当たり前
大学の授業については2020年4月〜2021年7月の期間、オンライン授業が主流でした。2021年の10月以降は対面授業も増えてきましたが、オンライン授業に慣れてきたタイミングでようやく対面授業が増えてきました。

2022年3月時点ではオンライン授業と対面授業のハイブリッドで授業を行う大学が多いようです。


2.サークルは活動が制限されていた
サークル活動ももちろん制限されていました。

特に2020年、2021年ともに新歓時期は活動禁止と明言している大学が多かったため、24卒の大学生までは基本的に対面での新歓を経験していません。

一部人数などを限定してサークル説明会などが認められている大学もあったようです。

初対面の人ばかりの新歓がオンラインとなるとサークルの雰囲気も掴みにくいですし、サークルに所属しない人やほとんどサークル活動に参加しない大学生が増えたと思われます。


3.バイトが制限されていた
大学生バイトの定番である飲食店などが休業や時短営業になった関係で、バイトに入りきれない大学生も増えました。

サークルもバイトも制限された大学生は入学前に想像していた大学生活を過ごす事は出来なかったでしょう。

大学生・短大生の52.9%がコロナ禍でアルバイト収入を得ることが「難しい」と回答し、経済面で生活苦を「感じている」と回答した人は39.2%にのぼることが、スパークス・アセット・マネジメントの調査結果より明らかになった

出典)リセマム アルバイト収入「難しい」53%…大学生調査
https://resemom.jp/article/2021/04/02/61259.html

4.ようやく友達が出来てきた
2021年10月以降の授業はコロナの感染者が落ち着いていた事を受け、対面授業が増え、サークル活動も解禁されてきました。その結果、24卒以下の大学生は友達も少しずつ出来てきたようです。

サークルも活動が出来るようになったことで、縦の繋がりも少しずつ作られていきました。

24卒以下と23卒以上の壁

24卒にあたる大学2年生以下と23卒にあたる3年生以上の感覚には大きな違いがあります。

それは、コロナ前の大学生活を通常と捉えるか、コロナ以降の大学生活を通常と捉えるかの違いです。

大学3年生は一年間は従来の大学生活を経験しており、それを大学生活の通常の姿として捉えています。

そのため、遊べなくて辛い、サークルが活動できなくて寂しい、友達と会えなくて寂しい、オンライン授業は楽で意外と良いといった感覚を持っています。

一方、大学2年生以下は、孤独、不安、オンライン授業の方が楽で対面は面倒、大学は友達を作りに行く場所といった感覚を持っている人が多いように感じます。

今の社会人に近い感覚を持っているのは23卒以上の大学生と言えるでしょう。

24卒以下の大学生はオンラインに適用した生活様式であるため、遊びや仕事、恋愛に対する感覚も異なると見たほうが自然だと思います。

現在就活をしているのは3年生の23卒が中心ですが、来年以降の就活生は大きく変化があると思われます。

まだ社会的にフォーカスされているわけではありませんが、Z世代の中でも23卒と24卒の間には価値観の壁があるということは知っておくと良いかもしれません。

若者の環境・思考・行動

24卒以下の大学生の環境・思考・行動をまとめると下記になります。

◆環境
大学生活の大部分はオンラインだった。
人との繋がりが極端に少なく、社会との接点が少ない。

◆思考
このままではまずいという危機感はあるが、どうしたら良いか分からない

◆行動
無気力に大学生活を過ごす、SNSで情報収集をするなど個人の行動力によって過ごし方は様々

おわりに

今回は、同じ大学生でも価値観が異なるというテーマでお伝えしました。
あと数年経つと23卒と24卒の違いがより顕在化されるかもしれませんね。

ワカシルでは、引き続き若者の環境、思考、行動を分析していきます。
次回もお楽しみに!

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ではまた!

編集長
たっつん

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